学校での劇づくり 秦先生
 「演劇部と運動部の違いは……? 」_秦先生

点数で勝負を競う運動部、
 では、演劇部のめざすものは?

講座の前半は、長年演劇祭や夏季学校に参加してこられた秦先生から、体験を踏まえて演劇部と運動部の違いや特性についてお話がありました。

 野球やサッカーなど運動部では、試合での点数で勝負が決まります。試合で相手が弱ければ ”勝てるぞ”と喜び、相手が強いと負けるかもしれないと残念な気持ちになります。運動部では”勝つ”ことが活動の第一目標なのです。
 
 しかし、演劇ではいい劇に出会うと感動し満足感が得られます。演劇祭で上位に入賞していない劇でも、いい劇を観た喜びは残りますね。そして心からの拍手を送ります。

学校での劇づくり 秦先生
 ”自分たちにはできない”と諦めると後悔しか残らないよ! 

いい劇に出会うと、自分もいい作品を作りたいという気持ちが高まります。他の学校の劇をたくさん観て、いいところをたくさん見つけましょう。これが、自分たちのクラブのレベルアップにつながるし、ひいては大阪の中学校演劇全体のレベルアップにもつながります

”自分たちにはできない”、”とても無理”、なんて諦めてしまうと、後悔しか残りません。精一杯やって、それで思うようなお芝居ができなくても、それは必ず次へのステップになります。

 最後は、各校演劇部への激励の言葉で締めくくられました。


劇づくりの経験を交流しました

講座後半では、今年春の演劇祭(第133回演劇祭)に生徒作品で参加した城東・松原七・桜
 宮・友渕などの演劇部に、それぞれの学校での劇づくり体験を語ってもらいました。


・脚本はいつから書き始めた?

多くの学校は、ゴールデンウィークに書き始めました。松原七中の場合は、冬休みの宿題で
 全員が脚本を1本書き、3学期に部内で上演。その中から1つを選んで原案とし、春休みに
 3年生が完成を目指しました。


学校での劇づくり
  脚本作り・劇づくりの経験を交流しました

・脚本を実際に書くのは誰?

城東・友渕・桜宮では、第1稿は特定の一人が
 最後まで書き、その作品をみんなで議論しなが
 ら仕上げていきました。
 松原七中は、ひとりがパソコンの前に座り、そ
 の周りで3年生数名が話し合いながら書き進め
 ました。


・脚本づくりが行き詰まったときはどうする?

どの学校も、まずクラブの仲間や顧問の先生、
 卒業生などに相談しました。
 城東中では行き詰った部分をエチュードで演じ
 てみて、どう展開するかをみんなで考えました。
 話し合いながら書いていった松原七中では、たびたび激しく意見が対立し譲り合わないこと
 がありました。そんな時は交通整理係を決めて意見をまとめていきました。


・脚本が最終的に完成したのはいつ頃?

練習しながら書き換えることが多いので、どこも完成は本番一週間前。
 城東中は上演直前に、卒業生の意見でかなり大幅な変更があったとのことでした。


 この後、質問を募ったところ、脚本の事、練習の事、大道具の事など、たくさんの質問・意
 見が出され、劇づくりへの関心の高さを感じさせる活発な講座となりました。


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